ゾーリンゲンの逸品?
もうかれこれ20年近くの間、キーホルダーに小型のスイスアーミーナイフを付けていた。
刃渡りが4cm弱のナイフブレードとハサミ、ピンセットと爪楊枝のセットで初代が5年ほど前にボロボロになって引退してから赤色LED付きの2代目にバトンタッチ。
主目的は爪の手入れや釣り糸のカット、衣服の糸屑を切ったり指に刺さったトゲを抜いたり、夜間に鍵穴をLEDライトで確認したり・・・実に便利な道具だ。
ところが昨年有名マンガ家が車のグローブBOXにキャンプ用のアーミーナイフを入れていて逮捕されるというニュース。
何か別件逮捕なの?と思っていたのだが、色々調べてみたところ、西暦2000年位から突然この手の小型の刃物を軽犯罪法違反で摘発する例が多発している事が判明。
何も前科の無い普通のサラリーマンが、刃渡り4cmのロック機構も無い『凶器』で銀行強盗や殺人事件を起こすと本気で考えている警察官がいるとは思えないので見かけ上の犯罪検挙率を上げる為なんだろうけれど、軽犯罪や自転車泥等で微罪逮捕しても、取り調べや書類作成に掛かる時間を無駄にするだけで本当の意味で治安を維持する為に必要な組織犯罪や職業的犯罪者、凶悪事件の捜査がおろそかになるだけでは・・・?
まあ、私の場合は何も無くても人目を引く風貌であるし、生来の小心者なのでアーミーナイフ所持で捕まってキツイ取り調べを受けたら、やってもいない殺人事件を自白させられたりしても困るのでキーホルダーからアーミーナイフを撤去した。
日常生活が物凄く不便になった。
一番不便なのは買い物した後に値札に付いているプラスチックのタグを切る場合で、歯で噛み切ろうとしたら血が出そうになった。(歯槽膿漏ではありません)
色々考えたのだが、爪切りなら大丈夫なのか?
と、言う訳で先日から小型の爪切りを物色していたのだが、某所でヘンケルの爪切りを発見!
ヘンケルと言えばゾーリンゲンの逸品。
確かフライタイイング用ハサミとしては最高級品の評価が高かったはずだ。
値段は100円ショップで同じような爪切りが10個以上も買える値段だがフラフラとレジへ・・・
購入後開封して見ると、ゲッ!ヤスリが付いていない!!!
更にどうも仕上げがイマイチ。
ヘアライン仕上げの本体にも細かな傷が目立つ・・・
まあ、傷はキーホルダー代わりに使うなら直ぐに傷だらけになるので問題無いし、切れ味は良い。
しかし、パッケージの裏を良く読んで見ると日本製である事が判明・・・まぁ、中国製で無いだけマシか?
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